めまい吐き気と冷や汗頭痛の時とは?

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ここでは、「めまい吐き気と冷や汗頭痛の時」
についてお話します。

 

めまいに吐き気と冷や汗、
そして頭痛を伴うとき、どのような
原因が考えられるのでしょうか?

 

今回はその原因と対処法について
紹介していきたいと思います。

 

めまい、吐き気、頭痛、冷や汗の原因は?

 

めまい、吐き気、頭痛、冷や汗を
伴う疾患はたくさんあり、この症状だけで
疾患を判別するのはほぼ困難です。

 

問診ではめまいの性質や誘因、
増強因子などを尋ねられます。

 

これらの全てを同時に引き起こす疾患として
代表的なのは以下の2つです。

 

・自律神経失調症

 

自律神経失調症とは、呼吸や循環を
つかさどる自律神経が、ストレスなどの

 

原因によって異常をきたし、
様々な不調をもたらす疾患です。

 

めまい、吐き気、頭痛や冷や汗の他に、
動悸、倦怠感などを伴います。

 

自律神経失調症は30〜50代の男性に多く、
気分の落ち込みや強い不安感も
症状の特徴としてみられます。

 

・メニエール病

 

メニエール病とは、耳の奥にある内耳という
平衡感覚をつかさどる器官にリンパ液が

 

異常に貯留することによって循環障害がおこり
めまいや頭痛、吐き気などを発症する疾患です。

 

冷や汗を伴う場合も多く、
くるくると回転するようなめまいが現れます。

 

めまいは持続せず、休むと
収まる場合がほとんどです。

 

症状別の対処法

 

現れる症状に対してそれぞれ対策を
とることを

 

「対症療法」

 

といいます。

 

ここでは頭痛、めまい、吐き気、冷や汗の
対症療法について紹介していきます。

 

・めまい

 

めまいはその性質や原因によって
対処法がことなります。

 

自分の周囲がくるくると
回転しているようなめまいは、

 

耳が原因であることが多く、
安静にして休んでいると症状が
治まる場合がほとんどです。

 

このタイプのめまいは耳鼻科で治療します。

 

また、ふわふわとした感じのめまいは
脳が原因である場合が多く、脳梗塞や

 

脳出血をおこしている可能性も
考えられるため、脳神経外科で治療します。

 

自律神経のバランスを崩している場合も
めまいがあらわれますので、心療内科で

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抗不安薬を処方してもらったり、
生活習慣を整えたりして対処していきます。

 

・頭痛

 

頭痛の原因は、筋肉の収縮や血管への
機械的な刺激、脳神経や頸神経への刺激、

 

頭の血管の異常な収縮や拡張、頭蓋内の炎症
などによって引き起こされます。

 

頭痛に対しては、安静にして血圧の
変動を防いだり、鎮痛薬を使って
頭痛を抑えたりする治療法が用いられます。

 

頭痛の原因が片頭痛であると
わかっている場合には患部を冷やすと
楽になりますが、

 

脳梗塞を引き起こしている場合は
冷やすことで血管が収縮して
詰まりやすくなってしまうため、

 

原因がはっきりとわからない場合には
冷やすのは避けましょう。

 

・吐き気

 

吐き気が起こる原因は、脳内の嘔吐中枢に
刺激が加わるタイプと、

 

胃などの内臓に刺激が加わる
タイプがあります。

 

吐き気だけで収まる場合には
吐き気止めの内服と安静で症状が
治まる場合がほとんどですが、

 

嘔吐をしてしまった場合には、
感染症や脳の異常などが考えられ、

 

嘔吐が続くと体内の電解質バランスが
崩れてさらなる
不調をもたらしてしまいます。

 

嘔吐が続く場合には点滴治療が
必要になりますので
医療機関を受診しましょう。

 

・冷や汗

 

冷や汗は体の不調のサインで、
さまざまな症状と併発します。

 

低血糖や胃腸炎、熱中症や脳貧血など、
冷や汗を伴う疾患や
症状は数えきれません。

 

冷や汗が出てきたら、
とりあえずその場で座ったり、
横になったり安静にしましょう。

 

無理して動こうとすると
倒れてしまうこともあります。

 

深呼吸をして気分を落ち着かせて、
水分をしっかりととって
休むことが大切です。

 

めまいに伴って頭痛や冷や汗、
吐き気をともなう原因は様々ですが、
こうしたからだの不調のサインを

 

見逃さないようにしていれば、
陰に潜む重大な病も早期に発見でき、

 

治療が長引かずに済むので、
異変を感じたらすぐに受診しましょう。

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