めまいが上下の時とは?

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ここでは、「めまいが上下の時」
についてお話します。

 

突然地面が揺れるような感覚や、
足元が持ち上がるような感覚の
めまいを感じたことはありますか?

 

今回は上下に揺れるような
感覚のめまいについて
紹介していきたいと思います。

 

上下に揺れるめまいで考えられる疾患とは?

 

上下に揺れるめまいは、
地面が急に持ち上がるような感覚や、

 

ふわふわと浮いているような感じ、
さらには左右に揺れている感じ

 

など、様々な表現が当てはまります。

 

・パニック障害

 

パニック障害とは、めまい、動悸、冷や汗、
お腹の不調や息苦しさを突然感じる症状です。

 

ストレスや脳のホルモン分泌異常
などが原因とされていますが、
検査で所見がないため発見されにくい病です。

 

パニック障害の診断基準は、
強い不安感や悲観的な考えが浮かぶ、

 

仕事や学校を突然休んだりやめたりする
といった症状を繰り返し、

 

身体的精神的疾患がない場合に
パニック障害と診断されます。

 

几帳面な人や真面目な人、
自分の考えを表現するのが苦手な人に
起こりやすい病気です。

 

パニック障害では地面が
急に持ち上がるような
感覚のめまいが発生します。

 

心療内科での治療になり、
内服や鍼治療、カウンセリングで
治療していきます。

 

・自律神経失調症

 

自律神経失調症とは、呼吸や循環を
つかさどる自律神経という神経系が、
ストレスなどの原因で不調をきたし、

 

めまいや頭痛呼吸苦や動悸など
様々な症状を引き起こします。

 

強い気分の落ち込みや無力感が
現れる場合がほとんどです。

 

心療内科でカウンセリングや
抗うつ薬を用いて治療を行います。

 

・椎骨脳底動脈循環不全症

 

椎骨脳底動脈とは、意識や運動機能、
視覚などをつかさどる脳の後ろ半分の
領域に血液を運ぶ重要な動脈です。

 

糖尿病や高血圧、喫煙や
コレステロール値の上昇、

 

座っていることが多い方は
動脈が硬くなりやすく、

 

血液の循環不全を起こしやすい
状態にあります。

 

この循環不全が椎骨脳底動脈に発生すると、
平衡感覚に狂いが生じて

 

めまいが発生したり、吐き気を
伴うことがあります。

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働き盛りの男性は生活習慣が乱れやすく、
脳の血管に負担を
かけ続けることになります。

 

こうした負担が蓄積すると、
血液の循環不全や脳梗塞などに
つながってしまいます。

 

めまいのタイプとしては、
頭がふわふわする感じの
めまいが起きることが多いです。

 

しかし、上下に揺れたり
左右に揺れたりする場合もあります。

 

・脳梗塞

 

脳梗塞は、脳の血管が狭くなり、
そこに体の他の部位でできた血栓が
詰まることでその血管の先にある

 

脳細胞が壊死することで意識障害や
運動障害を引き起こす疾患です。

 

特に小脳という運動機能を
つかさどる部分に発症する脳梗塞は、
突然の強いめまいと嘔吐から始まり、

 

歩行が安定せずまるで
酔っぱらっている人のような
歩行状態になります。

 

脳梗塞は中高年に発症しやすく、
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの
生活習慣病がある人によく発症します。

 

・脳出血

 

脳出血は脳の血管に高い血圧が
かかり続けることにより血管が破たんして、
脳内に出血してしまう疾患です。

 

小脳の出血では脳梗塞と同じく
突然の強いめまいと嘔吐が起きます。

 

脳出血は高血圧の人に多く、
日中活動時に発症することが多いです。

 

・クモ膜下出血

 

クモ膜下出血は突然バットで頭を
殴られたような痛みに襲われることで

 

有名ですが、その初期症状として
ふわふわするめまいが起こることがあります。

 

頭のふわふわ感が次第に痛みに
変わっていくような感じがしたら

 

一刻の猶予もないので
すぐに救急車を呼んでください。

 

上下に揺れるめまいは、
耳が原因であることは少なく、
心因性や脳が原因であることが多いです。

 

かかる診療科は心療内科や脳神経内科
脳神経外科などになります。

 

めまいが強い場合は一人で
歩き回ろうとすると転倒して

 

しまうこともありますので、
むやみに歩き回るのは避けましょう。

 

早期発見・早期治療で症状の進行を
抑えられる場合が多いです。

 

放置せずにすぐ受診しましょう。

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