三半規管のめまいの薬とは?
ここでは、「三半規管のめまいの薬」についてお話します。
ぐるぐると回転するようなめまいを「回転性めまい」といいます。
このめまいは、三半規管の異常によっておきます。
可能性のある病名とその詳細をご紹介します。
良性発作性頭位めまい症!
めまいの中で最も多いといわれている病気で、
頭を動かしたとき(朝起きるときや寝返りをするときなど)に
回転性めまいを起こすのが主な症状です。
耳の奥には内耳という場所があります。
そこには耳石という石があるのですが、その石が何かの拍子に砕け、
その一部が三半規管内に入ってしまうことにより回転性めまいを引き起こします。
良性発作性頭位めまい症に対する特別な薬はありません。
そのため、治療は運動療法を行います。
運動の仕方は病院に行くと指導がありますが、
ラジオ体操のような動きが効果的のため、
個人的にラジオ体操を行っている人が多くいます。
頭をよく動かすことがポイントで、めまいがひどいからといって
寝てばかりいるとなかなか治りません。
少しずつでいいので、体を動かすように心がけてください。
良性発作性頭位めまい症は、人によっては放っておいても
治ることがあるぐらいなので、めまいの中では比較的軽い病気といえます。
メニエール病!
めまいといえばメニエール病・・そういわれるくらい有名な病気で、
めまいと供に吐き気・耳鳴り・難聴を伴う人が多くいます。
三半規管内にリンパ液が異常に溜まることによって、めまいが引き起こされます。
直接的な原因はリンパ液が増えることなのですが、
なぜ溜まるのかは詳しいことがわかっていないため、
メニエール病の薬は開発されていません。
それでも病院に行けば薬を処方されるわけですが、メニエール病の薬がない以上、
めまいを抑える薬と吐き気があるようなら吐き気の薬などといった、
出ている症状を抑える薬をもらうことになります。
症状がひどければ手術という方法もあります。
基本的には安静にしているのが一番いいのですが、そうもいかないですよね。
それぞれ、ストレスが原因なのではないかといわれてもいるので、
出ている症状を抑える薬を飲みながら、
ストレスを溜めないように日常を送ることが大切です。